JOURNAL.11PEOPLE
KUDOS DRESS
2024.04.03
ハレの日こそ私らしく自由に
スタイリスト・小川夢乃さんの場合
自分の心に正直なひと。
好きなものがいつだってくっきりしていて、迷いがない。私はだいたいいつも迷っているので、おしゃれのことで頭がこんがらがった時は、よく夢ちゃんに相談する。すると思いもよらない角度から答えが返ってきたりして、心が色めき立つのです。
自分の心に正直なひと。
好きなものがいつだってくっきりしていて、迷いがない。私はだいたいいつも迷っているので、おしゃれのことで頭がこんがらがった時は、よく夢ちゃんに相談する。すると思いもよらない角度から答えが返ってきたりして、心が色めき立つのです。
Instagram @yumeno_ogawa
今回は、そんなお姉ちゃん的存在の夢乃ちゃんに(実際は私の方が年上だけど笑)、KUDOSドレスを自由に着てもらいました。
――今回のドレスを着た感想をいただけますか?
大抵、既製服だと丈が短かったりボリュームがなかったり、コンサバなものが多くて、、このドレスはかわいいとモードのバランスが絶妙で、自分らしく着こなせそうだなと思いました。オケージョンの時だけでなく、下にデニム重ねたりしてカジュアルに着ても可愛い!
ドレスがそれだけでサマになるから、他の洋服アイテムはプラスせず、アクセサリーとパテントの靴などの小物で華やかさをプラスしました。とはいえ、アクセサリーは普段している物達の組み合わせ。オケージョン用に購入したりはしないタイプです。一個ずつ、いつどこで購入したも話せるくらい。私のお守り達です。1番新しいのは時計で、去年パリに1人で散歩に行った際40歳の記念に左岸のお店で購入しました。馬蹄の形がモダンで気に入っているし、“大人の女感”が出て、ちょいと背伸びさせてくれます
――ちなみに、これまでの卒入式はどんなスタイルで参加しました?
普段からカラフルな服が落ち着くタイプなので、ネイビー一色とかはできなくて…真緑のダブルブレストのジャケットにワイドパンツみたいな感じで、どこかしらに色物が入ってましたね…。とはいえ、素材はシルクだったりツヤのあるウールだったり、キチンとしたものを身に付けました。
――夢ちゃんの色とりどりのファッションは会うと元気をもらえるから大好きなんだけど、子供達はいつもどんな反応をするの?
うちの子はもう派手な母親に慣れっこなのでそんなにリアクションもらってないような…。息子は小学校上がってしばらくしてから、普通の服着てって言ってきたこともあったけど、オシャレじゃない服なんて持ってないって跳ね返してます!(笑)娘は何着ても褒めてくれて、最後には必ず、“それ、いつか私のものになるんだよね?”とちゃっかり聞いてきます。大切に着て引き継げたらいいな。
――卒園式、入園式の思い出を教えて!
自分の思い出になってしまうけど…。小学校の卒業式、“ゴール目指して”という合唱曲の伴奏をしたのは今も心に残っていて。体育館の舞台袖で、他の曲を伴奏をする友達3人で泣きました。
――卒業の季節は、合唱の季節でもあるよね(涙)。私たちも、新しい課題曲を決めて練習しよう!(夢ちゃんは私が友人たちと結成した合唱チーム“フレンズ”のパートリーダーなのです)
うちの母はトラッドな服が好きだったので、確かネイビーのブレザーに白いブラウス。ブルーのリボン(カメオがついていた)を襟元につけて、ネイビーベースのチェックのプリーツスカートを着たと思います。髪の毛はハーフアップだったはず。卒業式に限らず、普段から母が用意してくれた洋服を着ていることが多かったけど、組み合わせが絶妙で、トリコロールカラーとか、マスタードカラーにベージュにカーキとか、今考えても可愛い組み合わせだったなと思います。
――そういう幼少期におしゃれだなって思ったものって、すごく細かく覚えてるものよね。
ところで。こういう式典の時って、子供達が主役だから大人はさりげなく引き立て役に…というような考えもある気がするんだけど、その辺はどう思う?
全く思わない(笑)。その時々のオシャレを楽しむべき(笑)!住んでいる場所柄なのか、とやかく言うような人はいなかったし、みんなそれぞれのオシャレをしていたよ
――私を含め、“何着たらいいかわからない、フォーマルの境界線がわからない”という人が結構たくさんいると思うんだけど、もしアドバイスするなら?
無理せずに、好きなものを。自分らしい物を着たら良いと思います。色味と素材感さえ抑えれば大丈夫。あとは口紅を忘れずに!
――やっぱり夢ちゃんと話してると、好きなものを自由に着るっていいなって心から思えてくるよ。。新しい口紅、買おう♪
photo & text : Akiko Kikuchi